むし歯治療

CARIES TREATMENTS

Scroll

歯を失う原因で歯周病に次いで多いものがむし歯です。むし歯は早期に治療することで歯を削り取る量を少なくすることが出来ますが、進行してしまうとより多くの面積を削らなくてはいけません。むし歯の治療と言っても治療法はさまざまで、歯の神経(歯髄)まで達しているとより複雑な治療が必要となります。

むし歯の進行について

むし歯の進行は、大きく別けて4つの状態があります。歯の構造は簡単ではありません。歯の表面は、半透明のエナメル質で覆われており、その内側にエナメル質よりも柔らかい象牙質があります。象牙質は単に柔らかいという訳ではなく、表面にあるエナメル質の割れ易さを補う弾力性を持ち合わせています。また象牙質には外部から歯の中心の神経(歯髄)まで無数の細い管(象牙細管)が存在します。むし歯によってこの象牙細管が露わになると、温冷などの刺激が直接神経に伝わることで知覚過敏を引き起こすのです。

Illustrated by clinicprint.com

歯茎下がりからも、むし歯は進行する

歯周病や加齢による歯茎下がりによって、本来歯肉に隠れている歯根部が露わとなることがあります。この歯根部はエナメル質で覆われていないため、むし歯に罹りやすい状態です。歯の根っこが茶色く変色した場合などはむし歯が進行している可能性があり、これを根面う蝕(根面カリエス)と言います。

治療方法はむし歯の進行状態に依存します

むし歯により侵襲された箇所を削り取るため、範囲が広くなるとそれだけ治療方法も複雑になります。また神経に達している場合には、歯の神経を取る抜髄処置が必要となったり、歯の根の先が膿んでいる場合も抜髄しての処置となります。まずはむし歯の進行度合いを選択して下さい。

Click